ドメーヌ・ド・ラルジョル/フュメ・ブラン 2021
【品種構成】
ソーヴィニヨン・ブラン 100%
【生産者情報】
https://midoriya-saketen.co.jp/articles/352/
みどりやの人気ドメーヌ、ラルジョルさんのソーヴィニヨン・ブランの新ヴィンテージをお迎えしましたので、状態を落ち着かせてから抜栓してみました。暑さの増してくる6月頃の気候にぴったりだと思うので、試飲が楽しみです。
ドメーヌ・ド・ラルジョルは南フランス・ラングドック地方のワインの造り手で、家族経営の小規模なワイナリーを経営しています。
赤・白・ロゼ・泡、更には甘口ワインに高級ラインまで、非常に幅広いキュヴェを造っていながら、その美味しさに抜群の安定感があるのがラルジョルの特徴です。その品質の高さから、みどりやでは大人気ワイナリーとなっています。
今回試飲するキュヴェは、かつて「エキリーブル・ソーヴィニヨン・ブラン」として醸造していたテーブルワインよりも一つ上のクラスのワインです。2018年より醸造方法が改良され、新キュヴェ「フュメ・ブラン」として登場した経緯があります。
さて、早速試飲をしてみましょう。
グラスに注ぐとレモンイエローの色調が目に映ります。透明度は高く、輝きのある液面をしていますね。こちらは炭酸の無いスティルワインですが、グラスに付いた小さな気泡が、ワインのフレッシュさを強調しています。
香りにはよく熟したグレープフルーツと青りんごの芳香があり、爽やかなミントや青草の香りが交ります。キャンディーを思わせる甘くチャーミングな香りも感じられ、また仄かにヨーグルトを思わせる香りも漂います。
口中に含むと、青リンゴの果実味がパワフルに花開きます。生き生きとした酸味と一緒に熟した果実のまろやかな甘みが広がり、穏やかなコクが心地良い余韻をもたらしています。
期待通り、とても爽やかで綺麗な果実感に溢れたワインでした。ソーヴィニヨン・ブランらしさも素晴らしく発揮されており、改めて品質の高さに驚かされます。
幅広い前菜に合わせられそうですが、特にシーフードとの相性が良さそうです。シーフードサラダやカルパッチョ、アサリの酒蒸しなどと合わせてお楽しみ下さい。