Midoriya Vin Nature
Domaine
イャニック・アミロ
ロワール地方

イャニック・アミロ

歴史について
 イャニック・アミロ氏で三代目になる醸造元。1977年に祖父からドメーヌを引き継ぎました。

地理について
 フランスの中央部から大西洋まで、約1,000kmを流れるロワール河。その流域は古くから「フランスの庭」と呼ばれ、美しい城とバラエティーに富んだワインを産することで有名です。

 その中でも、トゥーレーヌ地区のブルグイユと呼ばれるエリアにドメーヌを構えています。

気候・土壌について
 太平洋と大陸の影響を受けた温暖な気候です。
 土壌は、粘土石灰質土壌や石灰・ケイ素質土壌などが主な地質となっています。

栽培について
 除草剤や化学肥料など、化学物質を一切使わない農業を実践。現在はビオディナミ農法も一部取り入れ、月の満ち欠けによるカレンダーに基づいて、作業を行っています。


 雑草対策1つ取ってみても、非常に手間のかかる作業を行っています。
 例えば4月頃はまだ土中に湿気が含まれており、掘り返すとその湿気が表面に出て遅霜の被害を受ける可能性があります。そこでガスバーナーのような火力を使って地面を軽く焼き、水分を蒸発させています。
 また、5月以降になってくると土が乾燥するので、株の周辺の鋤き込みを始めます。この時、畝と畝の間の雑草はあえて残し、地表の水分を吸わせるよう仕向けます。こうする事で、ブドウの根は水分を求め、地中深くに掘り下がっていくことになるのです。


 生育期には余分な芽を取り除く「摘芽」、その後は葡萄の房を隠してしまう葉を取り除く「摘葉」、さらに6月末から7月には青い葡萄の房の一部を取り除く「摘房」作業を丁寧に行います。こうして風通しと陽当たりを良くすると共に、全ての栄養が葡萄に集中するようにしているのです。


 このような細やかな作業を積み重ねていくことで、区画ごとの微妙な土壌の違いが生かされ、それぞれ特徴を持ったブドウが収穫出来ます。加えて葡萄の樹齢の高さと、完熟を待って収穫する為、カベルネ・フランのワインによくあるピーマンのような青臭さを感じない、果実味豊かな味わい深いワインになるのです。もちろん収穫は手摘みで行っています。

評価・プレスについて
★「ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス 2003年5月号」にて世界ソムリエコンクール№1ソムリエ  のオリヴィエ・プッシエ氏が「ロワールの赤ワイン最高の造り手」と評価。
★「ブルグイユ・ワイン・コンクール2005」において、他の生産者が最上級キュヴェを出品する  中、最もベーシックなキュヴェである「ラ・クードレ」で、最優秀賞を受賞。
★「ロワール・ワイン・コンクール2007」でも「ラ・クードレ」が金賞受賞。
★フランス最高ワインガイド(旧クラスマン)」など、多くのガイドブックで毎年高い評価を獲得。
◆パリの二ツ星レストラン「トゥール・ダルジャン」をはじめ、同じくパリの二ツ星「ラストール」や、 地元ロワール地方の一ツ星「ジャンスリエール」など、一流レストランでサービスされている。

ワイン生産者一覧へ