Midoriya Vin Nature
Domaine
ミレーヌ・ブリュ
ラングドック地方

ミレーヌ・ブリュ

幼き日から続くワイン造りへの夢を実現した、情熱のドメーヌ。

ミレーヌさんのドメーヌはラングドック地方の中心都市モンペリエの西方、地中海沿岸の美しい港町セット(Sète)の北に在ります。畑は15の区画に分かれ、段々状の畑にはタイム、ローズマリー、ラベンダー、スイカズラ、ニシエダ、マツ、柏の樹など、様々な野生の香草が自生しています。

ミレーヌさんは、おじいさんもお父さんもブドウ栽培者という家系に育ちました。おやつにはワインをほんの少し混ぜたレモネードを飲むこともあったというほど、幼い頃からワインに親しんでいました。子供ながらに、いつかは自分でワインを造る事を夢見ていたのです。しかし当時はまだワイン造りは男の世界であり、醸造は女性の立ち入る事の出来ない領域でした。

パリでワイン講師として働きつつも、ワイン造りへの情熱は膨らむばかり。そんな彼女に転機が訪れます。2007年の春、細い小道の先に野生植物やガリッグに囲まれてひっそりと広がる美しいブドウ畑に出会ったのです。トラクターも入ることのできないその場所を、彼女は自分の場所だと直感しました。

その後2008年にはワイナリーとして独立を果たし、非常に精力的にワイン造りに取り組みました。その成果はすぐに表れ、翌2009年は、なんとリリース直後から大注目を浴び、パリの超人気自然派ワインショップが軒並み取り扱いを始めるほどの人気ぶりを博します。


ミレーヌさんは有機農法を採用しています。畑は丁寧に耕し、害虫や病気には自然物で対応しています。収穫は全て手摘み、必ず早朝に行います。ブドウの完熟のタイミングを見極め、ブドウの房を潰さないよう少量ずつ丁寧に運搬します。これはブドウの果汁を搾らずに房のまま醗酵させる「グラップアンチエール」という醸造方法の為です。

こだわりと情熱をもって造られたワインは、ピュアでクリアな旨味がたっぷり詰まっています。自然派ワイン愛好家たちの間で瞬く間に広まり、愛され続けるワインになっています。ドメーヌ設立より10数年。新しいキュヴェにも挑戦し続ける彼女のワイン造りは、今もなお進化の途中です。

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